品質のさらなる向上と
人材育成を課題に、
ワンランク上の存在を目指す

山正の人INTERVIEW 03
鈴木 雅志
2004年入社 (中途)
前職も建築会社に勤務。山正建設と同様、土木工事を請負う会社だった。キャリアアップのために実務経験が活かせる同業界での転職を希望し、山正建設に出会う。企業としての安定性と、社員同士の仲の良さに好感を覚えて、入社を決めた。

確かな品質から生まれる信頼と、
公共工事がメインの安定性が魅力

入社を決めた最大の理由は、国土交通省発注の仕事が多く、安定性が高いからでした。山正建設では、河川をはじめ、道路や橋梁、上下水道など、暮らしのインフラを支える公共事業を100年近く手掛けています。これは工事の品質に対する信頼の高さゆえの実績であり、長年にわたって真摯に業務に取り組んできた姿勢の表れ。魅力的な企業だと、強く思ったことを覚えています。入社後は、私自身も多くの公共工事を担当してきました。現在は農業用水路の転落防止用柵の設置工事を担当しています。暮らしの安全を守る仕事に携わっているという責任感とともに、地域に貢献できることへのやりがいも感じています。

公共工事で国から表彰。まさに「品質は営業力」と実感

当社は、公共工事の中でも、比較的「河川工事」が多いことが特徴です。河川工事は他の現場と比べて特殊な部分が多く、理論よりも経験が重要と言われる分野。そのため、現場の状況に臨機応変に対応できるスキルが求められます。工事にあたっては、発注者から図面を渡されますが、その通りには進みません。現場に合った施工を考え、図面に起こし、進行する必要があります。以前、国土交通省発注の庄内川の護岸工事を担当した時も、想定外の事態の連発で大変苦労しました。培った経験と知識を駆使して何とか乗り切った時の達成感と安堵感は忘れられません。その工事では、工期内で最良の品質のものを造り上げたということで国から表彰を受けました。個人としての喜びはもちろん、山正建設の技術力が証明できたと、誇らしく思ったことを覚えています。そして、この表彰がきっかけで、公共工事の引き合いがさらに増加。当社は理念として「品質は営業力」を掲げていますが、まさに良い品質が次の仕事につながった体験でした。

自分の知見を若手に伝えたい。
個々に合わせた指導で成長を支える

大きな工事を担当することになった時は、経験を積ませるためにも、できる限り若手社員と一緒に組むようにしています。当社は社員に任される裁量が大きいのですが、それは仕事の進め方だけに限らず、教育方法についても同様です。この仕事は経験が何より重要。だからこそ、若手社員にはこれまでの自分の経験を、できる限り現場で伝えるようにしています。特に新卒の新入社員の場合は、性格を見極めた上で適材適所に配置するなど、成長しやすい環境を提供できるように配慮しています。当社は大人数の組織ではありませんから、一人ひとりに目が行き届くので、フォローがしやすい。さらに、社内にたくさんいる知見や経験が豊富なベテラン社員も若手の教育に意欲的です。施工管理者として成長したい人にはうってつけの環境だと思いますよ。これからも、当社の誇りである「品質」への強いこだわりを大切に、皆で100年企業を目指していきたいです。

印象深い現場

2度目の優良技術者表彰を受けた
揖斐川護岸プロジェクト

庄内川の護岸工事で技術者表彰を受けてから、次に担当したのがこのプロジェクトです。当初の施工図から大幅な変更が加わり、ほぼゼロから工事を始めなければならず、施工管理者も複数体制に。工程変更や人員配置の見直し、さらには追加工事など、次々と変更を余儀なくされ本当に苦労しました。それでも、天候に恵まれたこともあり、工期内に無事竣工!庄内川に続いてこの現場でも、優良技術者表彰を受賞。2度の表彰で、さらなる自信を得られました。また、若手にも評価される喜びを知って欲しいと、人材育成にますます力が入るようになったことを覚えています。