100年企業に向けて
自分の役割を見極める。
若手社員と手を
取り合って前進

山正の人INTERVIEW 04
渡邊 昌一
2019年入社 (中途)
ゼネコンで20年間勤務した後に、山正建設へ転職。多くの資格を取得しており、入社後すぐに役職者へ。担当した現場は多岐にわたる。現在は、小回りのきく規模感の利点を活かした人材育成に力を入れている。

これまでの経験を活かし、
各種公共工事をマネジメント

前職は、社員100名を超えるゼネコンで管理職を務めていました。責任も大きくやりがいもありましたが、もう少しスピード感のある企業でこれまでの経験を活かしたいと思い、山正建設に転職。1級土木施工管理技士をはじめ、大型重機などの資格も持っているため、どのような現場にも対応できることが私の強みです。入社以来、役職者として下水道管、下水処理場、道路、宅地造成など、多くの現場のマネジメントを任されてきました。現在は、農業用水路の工事を担当しています。私が現在担当している工事はもちろん、当社が手掛ける工事は官公庁からの発注案件がメイン。インフラに関わる現場は大きな達成感を得られますし、地域に貢献できることへのやりがいと喜びは当社ならではだと思います。

若手育成のポイントは、営業力と交渉力

管理職という立場から、今後の課題と考えているのが営業力と交渉力です。
「品質は営業力」という理念どおり、当社の品質へのこだわりと実行力はすばらしいと思います。強みを活かしてさらに仕事の幅を広げていくためにも、若い人たちに身に付けてほしいのが営業力、つまり利益を出す力です。例えば、竣工予定日から逆算して効率的な段取りを考え、それに対してかかる費用が適正かを細部にわたるまでチェックする。こういった細かな行動によって利益が変わります。当社にはまだこういった視点が足りていないと感じているので、私が持つ知識やノウハウを伝えたいと考えています。
また、もう一つ伸ばしたいと思っているのが、交渉力です。官公庁とのコミュニケーションや、下請業者との連携の取り方など、想定外のことが発生した時にモノを言う力です。いついかなる時も臨機応変に対応できる人材になってもらうためにも、ぜひ身に付けて欲しいと思っています。
これらの力を育てるために心掛けているのは、若手社員と同じ目線に立つこと。まずは彼らの疑問や悩みなどに耳を傾け、その上で私の考えを伝えるようにしています。仕事も人間関係も、まずは信頼を築かなれば、「やってみよう」とはなりませんから。良き導き手になれるように努める毎日です。

真剣に取り組む姿勢があれば
自分に自信が持てる人生になる!

新しい仲間に私が求めることは、仕事に没頭できる人材であれ、ということです。入社前から十分なスキルを持っておく必要はありません。当社の教育は現場でのOJT。同じ現場は二つとありませんから、それぞれの現場で様々な経験ができます。一つひとつにしっかりと向き合い一生懸命に学ぶ、その姿勢こそが何より大切なのです。そういった一人ひとりの頑張りが会社を成長させます。自信と誇りを持てるように私たちが支えますから、安心して飛び込んできてください。
当社は、まもなく創業から100年を迎えます。築き上げた強みを大切にしながらも、さらに優れた企業となるために、できることをしたい。若い人たちと一緒に、一歩ずつ取り組んでいきたいと思っています。

印象深い現場

80万人の生活に関わる農業用水路の敷設工事

最も印象深いのは、現在担当している現場。太さ1.8mの大きな管を地中に埋め込んでいます。工事を進めるには水を止めないといけないのですが、土壌の関係であちこちから水が湧いてしまい工事が難航。施工方法の変更を余儀なくされています。とはいえ、常に「PDCLA」を実行して、どのような現場でもきっちりと完成させてきた自負が私にはあります。今回の現場も必ず成功させ、竣工の暁にはもっと大きな自信を身に付けているはずです。
※P(plan)、D(do)、C(check)、A(action)、L(learn)。経験から学んだ知識を活かして、様々な工事を乗り越えてきた。